チラシ制作のポイント

■買ってみないとわからない?

商品を購入するとき、常に付きまとうのが「買って実際に使ってみないとわからない」ということである。特にチラシの場合、そこにあるのは現物ではなく、写真なので、立体感もなく、いくらビジュアルにしてもなかなか実物をイメージできないというのがお客様の本音であろう。しかし、限りなく使用時が想定できるような工夫をし、チラシ上に表現し続けることは、重要なポイントである。完全にはできないが、できる限り完全に近い状態に近づくことはできるはずである。

a.食品

  • 焼き肉用の牛肉を実際に焼いて、たれにつけて食べている写真を入れる
  • 食パンを切って焼いた写真を載せる
  • 明太子をアツアツご飯の上に載せている写真を載せる

b.衣料品

  • モデルがスーツを着てポーズをとる
  • 子供がコーディネートされた服装でチラシに載る

c.生活関連品

  • 整理タンス。引き出しを開けて衣服を収納しているところを載せる。
  • 腕時計。実際に腕に付けているところを載せる
  • 指輪。実際に指にはめているところを載せる
  • ワイドテレビ。テレビボードに収まっているところを載せる
  • こたつ。継ぎ足タイプの炬燵をイラスト入りで訴求。
  • ランドセル。小学一年生が実際に背負っている写真を入れる。

■場面を想定する

商品の使用価値を伝える手法としてまずやらねばならないのは、使用価値ポイントを各ことである。当たり前だ、と思うお人も多いかと思うが、これが意外とできていない。書いた人はできていると思っているが、実はお客様には全然伝わっていないことが多いのである。ズバリ、伝えるポイントとして大事なことは、常にお客様に立場に立つということである。あらゆるお客様のその商品を使用する場面、選ぶ場面などを想定しながら、価値ポイントを考えなければならない。

・シロウトことばで書く

商品の価値をお客様にわかりやすく伝えるためには、決してプロ用語を使ってはいけない。お客様の立場で書くには、シロウト言葉に置き換えないとならない。家具の例でいうと、タンスの前板の材質でよく、ムクという表現をするが、ほとんどのお客様はその言葉の意味を知らない。チラシにムクと書いてあっても何のことだかわからないだろう。そこで最近では、純木一枚板、本物の一枚板などという表現に変わってきている。

・15~20字くらいの一言コメントにまとめる

余り長くだらだら商品説明を書いても、誰も読まないし、紙面のむだでもある。チラシ制作では短くシンプルに訴求することがポイントだ。そのためには、俳句の5・7・5調にまとめるのが、最も適している。長すぎず、短すぎず、程よい長さであるから、ぜひ目安としてほしい。

・その商品の一番のポイントをズバリ表現する

一品一品商品価値を吟味し、その商品の価値特性の中でも一番訴えることをズバリの表現で書く。